最適なSSRIの選び方

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、脳内のセロトニン濃度を高める抗うつ薬です。セロトニンは睡眠、食欲、記憶、痛み、ホルモン分泌、気分などを調節する神経伝達物質で、濃度が上がるとうつ症状が緩和されやすくなります。副作用が少なく、依存性が低いことから、近年はフルオキセチン(プロザック)やセルトラリン(ゾロフト)などの新しいSSRIが多くの精神科医に選ばれています。

SSRI選択のポイント

  1. 自分のエネルギーレベルを考慮する
    エネルギーが低い場合は覚醒作用のあるSSRI(例:プロザック)が向いています。逆に活動的すぎる場合は鎮静作用のあるもの(例:パキシル)がバランスを取りやすいです。
  2. 併用薬を確認する
    SSRIは他の薬と相互作用することがあります。例えばパキシルはタモキシフェンの吸収を阻害します。ハーブやサプリも含め、服用中のすべての薬を医師に伝えましょう。
  3. 過去の服薬歴を振り返る
    以前に使用したSSRIが効果的だったなら、同じ薬が再び有効な可能性が高いです。効果がなかった場合は別の薬を検討します。
  4. 家族の経験を参考にする
    近親者が特定のSSRIで良好な結果を得ていれば、同様に効果が期待できることがあります。たとえば、親がゾロフトで改善した場合、あなたにも適しているかもしれません。
  5. 保険適用と予算を確認する
    ジェネリックが出ている薬は費用が抑えられます。レキサプロ以外はすべてジェネリックが利用可能です。
  6. 他の症状も把握する
    不安発作やPTSDなど、うつ以外の症状がある場合は、それらも緩和できるSSRIを選びます。必要に応じて複数薬を併用することもあります。
  7. 柔軟に、忍耐強く取り組む
    効果が現れるまでに最大で8週間かかります。2か月経っても改善が見られない場合は、用量増加や薬の変更を医師と相談しましょう。最適な薬と用量が見つかるまでに数か月要することもあります。

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