うつ病の評価方法
うつ病は、活動への興味喪失や他者からの引きこもり、悲しみや絶望感、価値のなさを感じる比較的一般的な障害です。重度のうつ状態は自殺リスクが高くなるため、患者の評価は重要です。臨床医は面接や観察に加えて、自己記入式の質問票を用いて診断や治療方針を決定します。
Beck Depression Inventory(BDI)
BDIは自己記入式の評価ツールで、医師が患者に21項目の質問票を配布します。各項目は「1〜4」のスケールで、症状の頻度を示します。診断ツールではなく、症状の重症度を測定し、適切な治療を選択するために使用されます。
Zung Self‑Rating Depression Scale(Zung)
Zung尺度は、既にうつ病と診断された患者の症状を評価する自己記入式の質問票です。20項目からなり、抑うつの広がり、極度の疲労といった身体症状、焦燥や運動遅延などの精神運動症状を測ります。
Cornell Scale for Depression in Dementia(CSDD)
CSDDは認知症やコミュニケーション障害を抱える高齢者のうつ状態を評価するために設計されています。介護者に対して19項目の質問を行い、併せて高齢者本人への簡易面接と観察を実施します。介護者の報告と観察結果に差異がある場合は、追加で確認し、うつ病の有無を判断します。
