DSM‑IV基準で大うつ病性障害を診断する手順

概要

大うつ病性障害(Major Depressive Disorder)は、一般人口で最も頻繁に見られるうつ病です。持続的な悲しみや絶望感が特徴で、生活の楽しみを奪い、日常の責任を遂行する能力にも悪影響を及ぼします。DSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル第4版)では、正確に診断できる基準が示されています。

必要なもの

  • DSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル第4版)

手順

  1. 症状の持続期間を確認する

    症状が2週間以上継続しているかを確認します。DSM‑IVでは、2週間以上続く場合に大うつ病性障害の可能性が高いとしています。

  2. 主要症状の有無を判断する

    「抑うつ気分」または「快楽の減退(興味・関心の喪失)」のいずれかがあるかを確認します。これらのいずれかが認められることが診断の前提です。

  3. 物質乱用の有無を調べる

    薬物やアルコールの乱用がある場合、うつ症状はそれらによる可能性があります。この場合は大うつ病性障害と診断しにくくなります。

  4. 生活への影響を評価する

    症状が仕事、学業、家庭生活に支障をきたしているかを観察します。機能障害が認められると、DSM‑IVの基準を満たす可能性が高まります。

  5. ストレス因子を考慮する

    近親者の死、離婚、転居、キャリアの変化などの重大な出来事が原因で一時的な抑うつが起こることがあります。これらが主因の場合は大うつ病性障害とは見なされません。

  6. 症状の数を確認する

    以下のうち少なくとも5項目が存在するかを確認します。食欲変化、意図しない体重減少、不眠、疲労感、運動機能低下、自己評価の低下、集中困難、そして自殺念慮です。

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