躁うつ病(双極性障害)の古い治療法

歴史

躁うつ病は、神経伝達物質のバランスが一時的に乱れることで起こります。神経伝達物質は脳内で気分や認知機能を調整する化学メッセンジャーです。躁うつ病は、極端に高揚した状態や興奮状態から、低く沈んだ状態へと切り替わり、その間に通常の気分が現れる周期的な障害です。症状は軽度から重度まで幅があり、個人の生活、財政、仕事に大きな混乱をもたらすことがあります。

発見

躁うつ病の最初の薬は偶然の産物でした。リチウムは心臓疾患患者の塩分代替として使用されていましたが、医師はリチウムが患者の興奮を鎮める効果を観察しました。後に研究者は、リチウムが躁状態の精神疾患にも有効であると仮説を立て、これが躁うつ病治療の最初の薬として認識されました。

使用された古い薬剤

自然に存在する塩であるリチウムに加えて、後にさまざまな薬剤が開発されました。これらは主に神経遮断薬(抗精神病薬)と呼ばれ、代表的なものにチオリジン(Thorazine)、ハロペリドール(Haldol)、クロザピン(Clozapine)、プロリキシン(Prolixin)、ナバン(Navane)、メラリル(Mellaril)などがあります。これらは幻覚や妄想といった双極性障害の陽性症状を緩和しましたが、副作用が重く危険でした。また、抗痙攣薬のデパケート(Depakote)も躁うつ病の治療に有効で、リチウムやデパケートは現在でも処方されます。

注意点

古い世代の抗精神病薬には、筋肉の硬直、激しい筋痙攣、顔面の不随意運動(遅発性ジスキネジア)など深刻な副作用があり、永続的な障害を残すこともあります。そのため、現在ではこれらの薬は躁うつ病の第一選択薬としてはほとんど処方されません。

考慮すべきこと

もしご自身やご家族が古い薬剤を使用している場合は、最新の治療法や代替薬について医療提供者に相談しましょう。

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