精神的うつ病を最初に認識した人物は誰か
ヒポクラテス
紀元前5世紀にヒポクラテスは「メランコリー(憂うつ)」を、体液の一つである黒胆汁の過剰による疾患と記述しました。当時のメランコリーは身体的・精神的疾患を広く含む概念でした。
アリストテレス
『問題集』でアリストテレスは、英雄や芸術家が憂うつにかかる理由を問いました。彼は黒胆汁が過剰になると精神錯乱に至り、適度な量は「優れた人」を生むと結論付けました。
エミル・クレペリン
19世紀にエミル・クレペリンは精神疾患の分類(nosology)を構築し、うつ状態を含む様々な精神障害を体系化しました。
DSM‑IV(診断と統計マニュアル 第4版)
2009年時点で、精神障害の診断基準として DSM‑IV が標準とされていました。主要うつ病障害(major depressive disorder)は最低2週間続く重度の症状を示し、ジストミア(dysthymic disorder)は2年以上続く軽度の症状と定義されています。
論争
全ての精神科医がうつ病を病気と認めているわけではありません。トマス・サーズは1998年の討論で、精神障害には客観的な病的指標がなく、自殺は医学的問題ではなく道徳的問題であると主張しました。
注意喚起
うつ病は自殺念慮や自殺行為を引き起こすことがあります。自分自身が危険だと感じたら、すぐに医師や専門機関に相談してください。
