単極性うつ病の概要

双極性うつ病との違い

単極性うつ病は「うつ」のみの状態で、自己評価の低下や以前楽しめていた活動への興味喪失が特徴です。一方、双極性うつ病はうつ状態と躁状態(過度の幸福感・高揚感・過剰なエネルギー)が交互に現れます。

診断

うつ病の診断は本人や家族・友人からの情報を基に医師が行い、心理検査で裏付けます。単極性うつ病を直接示す身体的症状はありません。

主な症状

共通して見られる症状には、疲労感、活動への興味喪失、絶望感や無価値感、食欲減退、そして自殺念慮などがあります。

罹患率・年代別傾向

発症年齢は諸説あり、20代半ばから30〜40代、50〜60代でピークとされます。女性は男性の約2倍の頻度で単極性うつ病を経験し、生涯で女性は10〜25%、男性は5〜12%が罹患すると報告されています。自殺未遂は女性の方が多いものの、男性の方が成功率が高いです。

原因

原因は生物学的、心理的、環境的要因が単独または複合的に関与すると考えられます。多くの理論で、ストレスフルな出来事が発症のきっかけになるとされ、遺伝的素因や育ち方(自然対養育)のどちらが主な脆弱性要因かは議論が続きます。

治療法

まずは正確な診断が不可欠です。その後、症状の重さや原因に応じて、運動、社会活動への参加、食生活の改善、精神科医による定期的なフォロー、そして抗うつ薬などが組み合わされます。

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