SADライトボックスの使用手順

概要

SAD(季節性情動障害)用ライトボックスは簡単に使用できますが、光の強度(lux)、1日あたりの照射時間、最適な照射時間帯、光からの距離は個人に合わせて調整する必要があります。うつエピソードや躁・軽躁状態を経験したことがある方は、使用前に精神科医や医師に相談してください。また、網膜疾患やその他の眼の病気がある方は、眼科医の指導のもとで使用し、治療中は定期的に経過観察を受けることが重要です。

必要なもの

  • SAD用10,000 luxフルオレッセントライトボックス(オーバーヘッド拡散スクリーン、適切なUVフィルター付き、臨床試験で効果が証明されたもの)
  • 電源コンセント
  • 作業用の快適な椅子と作業面

使用手順

  1. 最適な照射時間帯を決める

    ① 非営利団体「Center for Environmental Therapeutics」のサイト(リソース欄のリンク)へアクセスし、消費者・患者向けページの「自己評価」タブを選択します。

    ② 「Your circadian rhythm type Auto (MEQ)」のリンクをクリックします。

    ③ 19問の無料匿名テスト(MEQ:Morningness‑Eveningness Questionnaire)に回答し、推奨される照射開始時間を取得します。テストはSAD光療法の第一人者であるマイケル・ターマン氏(コロンビア大学光治療・生体リズムセンター所長)らが開発しました。

  2. ライトボックスを設置し治療を開始する

    ① ライトボックスをテーブルに置き、快適な椅子に座って電源を入れます。朝の30分間、10,000 luxの光を浴びることから始めます。

    ② 照射時はスクリーンから約30cm(12インチ)離れ、作業面に目を向けます。読書、ノートパソコン作業、朝食など、光に目を向けながらできる作業を行ってください。

    ③ 頭と体は光の方へ向けますが、直接光を見ることは避けます。

  3. 効果と副作用の確認

    ① 定期的に使用すれば、1週間以内に改善が見られることが期待されます。改善が見られない場合は専門家に相談してください。

    ② 軽い副作用(落ち着かない、目の疲れ・刺激、頭痛、軽い吐き気など)は数日で軽減することが多いです。症状が続く場合はluxを下げることを検討してください。

    ③ 目の刺激が続く場合は、距離を遠ざける、照射時間を30分未満に短縮する、加湿器や人工涙液の使用を試みます。

    ④ 不眠や過度の興奮、落ち着きのなさ、イライラ感が現れた場合は、躁状態や双極性障害のサインかもしれません。速やかに精神科医の診察を受け、必要に応じて気分安定薬と併用してください。

  4. 継続期間

    季節性の症状が自然に改善する春頃まで、毎日継続して使用します。

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