ネットいじめがもたらす10代のうつ病
事実
全米犯罪予防協議会によると、インターネットを利用する10代の43%が過去1年にネットいじめを経験しています。そのうち、いじめを受けたと回答した人のうち、親に話したのはわずか10%です。
繰り返し嫌がらせや脅迫を受けると、うつ病や不安感、自己評価の低下に陥ります。最悪の場合、自殺に至るケースもあります。例として、2008年にフロリダ州ブロワード郡のエイブラハム・K・ビッグスさんは、Justin.tvで自殺ライブ配信を行い、死亡後も視聴者からの嘲笑が続きました。
タイプ
ネットいじめはインターネットだけでなく、さまざまなデジタル媒体で行われます。主な手口は以下の通りです。
- 携帯電話
- Facebook、Twitter、Instagram などのソーシャルネットワーキングサイト
- チャットルーム
- YouTube やその他の動画配信サイト
- インスタントメッセージング
- メール
加害者は脅迫的なメッセージや写真・動画を送り、被害者を傷つけ、屈辱感を与え、威圧します。捕まるリスクが低いと考えて行うケースが多いです。
予防・解決策
ネットいじめを防ぐ第一歩は「話す」ことです。友人、親、学校の担当者、必要に応じて警察に相談しましょう。被害者は誰かに話したいと考えているものの、いじめっ子と友達になることやインターネット利用制限を受けることを恐れています。
いじめに遭った場合、インターネットサービスプロバイダーを通じて相手をブロックしたり、サイト管理者に通報したりできます。また、脅迫メールやボイスメールは保存し、後で証拠として警察に提出できるようにしておきましょう。
法制度
州ごとにネットいじめへの対応はばらつきがありますが、学校や保護者も対応に苦慮しています。犯罪が起きた場所によって、訴追の可否が変わります。校外でのいじめは言論の自由(憲法修正第一条)として扱われ、処罰が難しいことがあります。一方、校内でのいじめは拘留や退学処分の対象になることがあります。学校がいじめの報告を無視した場合、被害者側は「不作為訴訟」を起こすことが可能です。
警告サイン
ネットいじめを受けると、うつ病のリスクが高まります。主な症状は次の通りです。
- 学校や好きな活動への興味喪失
- 友人や家族からの引きこもり
- 頻繁な体調不良
- 食欲の変化や体重減少
- 睡眠パターンの乱れ
- 感情の起伏が激しい
- 常時の疲労感
これらの症状が1週間以上続く場合は、専門家への相談が推奨されます。
