Lexapro(エスシタロプラム)の副作用と使用上の注意点
Lexapro(エスシタロプラム)は、成人の大うつ病性障害(MDD)および全般性不安障害(GAD)の治療に用いられます。12歳から17歳までの思春期のMDD患者にも適応が認められていますが、使用にあたってはさまざまなリスクがあります。
主な副作用
- 不眠、吐き気、過度の発汗、疲労感
- 射精障害、性欲低下
- 思春期患者に特有の鼻づまり、背部痛、尿路感染、嘔吐
考慮すべき点
- 双極性障害の既往がある人には適応されません。うつ症状が見られる場合は、双極性障害の有無を十分にスクリーニングしてください。
- 躁状態、てんかん発作、重度の腎機能障害の既往がある場合は、使用に際して慎重に判断する必要があります。
- 血行動態に影響を与える疾患や代謝異常がある方も注意が必要です。
- 授乳中や妊娠中の使用は、胎児や乳児へのリスクと治療効果を比較検討し、利益がリスクを上回る場合に限ります。
安全上の警告
- Lexaproの反応が分からない間は、重機の操作や自動車の運転など注意が必要な作業は避けてください。
- 中止する際は急にやめず、医師の指導のもと徐々に減量してください。減量中は副作用の出現を注意深く観察する必要があります。
思春期患者のリスク
- 臨床試験では、思春期のうつ病患者において自殺念慮や自殺行動が報告されています。治療の必要性とリスクを慎重に天秤にかけることが重要です。
他に注意が必要なケース
- アスピリン併用や利尿剤を使用している高齢者、MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬)との併用は避けるべきです。
- シラゾラプラムやエスシタロプラムに対する過敏症、ピモジド使用者も慎重に扱う必要があります。
うつ病と治療のポイント
- うつ症状は個人差が大きく、専門家によるスクリーニングと評価が不可欠です。適切な治療方針の決定と経過観察は、専門医に委ねましょう。
- 気分の変動や行動の変化は、速やかに医師に相談してください。
