脳の化学的不均衡の種類とその影響

はじめに

脳内の化学的バランスが崩れることが、うつ病や不安障害、統合失調症などの精神疾患の一因と考えられていますが、具体的な因果関係は未だ確立されていません。DSM‑5 でも特定の神経伝達物質とうつ病を直接結びつける証拠は示されていません。

セロトニン

DSM‑5 によれば、セロトニンとノルエピネフリンのバランスが崩れることがうつ病に関与する可能性があります。

ドーパミン

米国国立衛生研究所(NIH)の報告では、ドーパミンやアセチルコリン系の不均衡が臨床的うつ病と関係している可能性が示唆されています。

γ-アミノ酪酸(GABA)系

米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究は、γ‑アミノ酪酸(GABA)系の不均衡がうつ病に関与する可能性を指摘しています。

コルチコトロピン放出ホルモン(CRH)

カリフォルニア大学アーバイン校の報告によれば、産後うつ病にはCRH(コルチコトロピン放出ホルモン)の一形態が関与している可能性があります。

モノアミン仮説

ケンブリッジ大学医学部が提示するモノアミン仮説では、ドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリンといったモノアミンが不足すると、うつ病が発症するとされています。

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