1型糖尿病(若年性糖尿病)の兆候と症状
概要
若年性糖尿病は現在では1型糖尿病と呼ばれ、免疫系が膵臓のβ細胞を攻撃し、インスリンの分泌が著しく低下します。インスリンは血液中のブドウ糖を全身の細胞へ取り込ませる重要なホルモンです。治療せずに放置すると、心臓病や失明など深刻な合併症を引き起こす可能性があります。症状は突然現れ、見逃しやすいことが特徴です。
主な症状
頻尿
インスリンが不足すると血糖値が上昇し、余分なブドウ糖を腎臓がろ過しようとします。その結果、尿量が増え、頻繁にトイレに行くようになります。
のどの渇き
腎臓が余分な糖を排泄しようと働くため、体内の水分が失われます。これにより脱水状態になり、喉が渇きやすくなります。
過度の空腹感
血中のブドウ糖は細胞に取り込まれず、エネルギーが不足したと脳が感知するため、強い空腹感が続きます。食事をしても血糖が下がらないため、満腹感が得られません。
体重減少
インスリンがないと、体は摂取したエネルギーを利用できません。そのため、脂肪が分解され、次第に筋肉やその他の組織のたんぱく質まで消費され、急激な体重減少が起こります。
倦怠感
エネルギー不足と筋肉量の減少により、常に疲れやすくなります。インスリンがないと食事から得たカロリーを有効に使えないため、体はすぐに疲労感を覚えます。
まとめ
上記の症状が見られたら、速やかに医療機関で血糖チェックを受けることが重要です。早期診断と適切なインスリン治療が、合併症の予防につながります。
