萎縮性胃炎の主な症状と対策

萎縮性胃炎は、胃の粘膜が炎症を起こし、組織が破壊される疾患です。破壊された胃組織は線維組織や腸様組織に置き換わり、ペプシンや塩酸の分泌が低下します。その結果、消化機能が障害され、さまざまな胃腸症状が現れます。原因は自己免疫疾患やピロリ菌感染などがあり、初期は無症状のことも多いです。

消化不良(胸やけ・逆流性食道炎)

上部腹部の痛みや膨満感、げっぷが頻繁に起こることがあります。これらは萎縮性胃炎に伴う消化不良や胃酸逆流の典型的な症状です。

吐き気・嘔吐

吐き気や時に嘔吐が見られることがあります。吐き気は他の胃炎でもよくみられますが、萎縮性胃炎でも症状として現れます。

食欲不振

食欲が低下することがあります。吐き気や嘔吐と合わせて食事がしにくくなるため、食欲が減退します。

体重減少

食欲不振や嘔吐が続くと、体重が減少することがあります。これは直接的な症状というより、他の症状が原因となって起こります。

診断

診断は問診と身体検査に加え、内視鏡検査や胃粘膜の生検で行われます。内視鏡により胃壁の状態を直接確認し、必要に応じて組織を採取して詳しく調べます。

治療

萎縮性胃炎自体の根治薬はありませんが、症状緩和のために制酸薬、プロトンポンプ阻害薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬などが使用されます。また、胃壁の萎縮によりビタミンB12欠乏が起こりやすいため、定期的なビタミンB12注射が必要です。

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