大腸炎の治療法と対策
識別
腹痛や下痢は大腸炎の初期症状です。軽度ではガスが溜まったような圧迫感や、トイレに行きたくなる感覚が続くことがあります。重度では波状の強い痛みが現れ、体が前屈みになるほどです。多くの場合、痛みの後に下痢が続きます。感染性の場合は発熱を伴うことがあります。
機能
大腸が正常に働くと、未消化の食物残渣は粘液の助けでスムーズに大腸へ移動します。粘液が不足すると便が硬くなり、腸壁に圧力がかかり便秘や痛み、腫れを引き起こします。腫れが進むと水分が増えて下痢となり、便秘が解消されることがあります。潰瘍性大腸炎は腸壁に潰瘍ができるため、クローン病や過敏性腸症候群と症状が似て診断が難しいことがあります。
タイプと治療の目安
治療法は炎症の重症度により大きく異なります。下痢が24時間以上続く、または脱水の兆候がある場合は医師の診断が必要です。腹痛が増強したり、体温が38℃(100°F)以上になる場合も同様です。軽度の食中毒由来の大腸炎は、安静、十分な水分補給、食物繊維を多く含む食事で自然に回復することがあります。
考慮すべき点
市販の下痢止め(ロペラミド含有、例:イモジウム)は軽度の症状緩和に有効です。感染が原因の場合は抗生物質が処方されることがあります。抗炎症薬も使用され、潰瘍性大腸炎は早期に診断すれば抗生物質や抗炎症薬で改善することがありますが、慢性の場合は外科手術が必要になることがあります。
予防と対策
感染性大腸炎は食中毒菌が原因となります。未処理の川や湖の水は飲まない、食材の衛生管理を徹底することが重要です。特に生肉・魚介・家禽に触れた後は手と調理器具をしっかり洗いましょう。子どもにも外遊び後や帰宅時に手洗いを徹底させ、抗菌ウェットティッシュを常備すると便利です。
