消化不良とは何か?原因・症状・対策を徹底解説
消化不良とは
消化不良は、上腹部に不快感を伴う状態の総称で、胃もたれや胸焼けといった症状が現れます。疾患ではなく、胸やけ、膨満感、げっぷ、吐き気などの複数の症状が組み合わさったものです。子どもから大人まで幅広く見られ、ほとんどの場合は生活習慣の改善でコントロールできますが、まれに重大な病気のサインであることもあります。
原因
- 過敏性腸症候群、逆流性食道炎(GERD)、甲状腺機能異常、潰瘍、膵炎などの疾患
- アスピリンや非ステロイド性抗炎症薬、特定の抗生物質、ステロイド系薬剤などの薬剤
- 喫煙、過度の飲酒、過食・早食、脂肪分の多い食事、ストレス、疲労
- 妊娠中のホルモン変化
主な症状
- 胸焼け(胃酸が食道に逆流する感覚)
- 膨満感、げっぷ、ガスがたまる
- 吐き気、口の中が酸っぱい
- 胃のうなり音や不快感
診断・治療のポイント
消化不良で診療を受ける人は全体の約10%未満です。医師はまず症状の原因を探ります。考慮される主な疾患は以下の通りです。
- 逆流性食道炎や胃食道逆流症
- 胃・十二指腸潰瘍(胃粘膜や小腸の潰瘍)
- 薬剤性胃炎(鎮痛剤などが原因)
- 胆石症(胆嚢に結石ができる)
- 稀に胃がん
症状に応じて制酸剤や胃粘膜保護剤が処方されますが、根本原因の除去が最も重要です。
予防と対策
- 食事はゆっくりと噛んで食べ、空気を飲み込まないようにする
- 食後はすぐに大量の飲み物を摂らず、適量の水分を取る
- 夜遅くの間食や辛い食べ物は控える
- 禁酒・禁煙を実践する
- 一度に大量に食べず、少量ずつ分けて食べる
- トマトやオレンジなど酸性の強い食品は避ける
- カフェイン摂取を減らし、締め付けの強い服装は避ける
- ストレスを軽減し、食後は少なくとも3時間は横にならない
誤解しやすい点
心筋梗塞の症状と消化不良は似通っていることがあり、胸焼けや上腹部の不快感だけで心筋梗塞と勘違いするケースがあります。特に左腕や顎の痛みなど典型的な心筋梗塞症状がない場合でも、急な胸の圧迫感や息切れがある場合は速やかに医療機関を受診してください。
