吸収不良を見分けるポイント

吸収不良は小腸が栄養素を十分に吸収できない状態で、嚢胞性線維症や慢性膵炎、乳糖不耐症などの基礎疾患が原因となります。消化不良や腸粘膜の損傷、腸管運動の低下が起こり、放置すると栄養欠乏や神経障害につながります。

症状チェックリスト

  1. 下痢や便の量が多く、色が薄く、臭いが強い場合は吸収不良のサインです。また、腹部のけいれん、膨満感、ガスが増えることもあります。

  2. 体重減少やたんぱく質不足、筋肉減少、成長遅延や発育不良が見られることがあります。

  3. 疲労感や倦怠感が続くと、貧血や皮膚が蒼白になるなどの症状が現れます。

  4. 主な原因として、嚢胞性線維症や慢性膵炎による消化機能の低下、乳糖不耐症のような酵素欠損、セリアック病やクローン病による腸粘膜の損傷、糖尿病などの全身性疾患、ウィップル病やHIV感染などがあります。

  5. 放置すると貧血や骨粗鬆症が進行し、ビタミンB12欠乏が脊髄や末梢神経に障害を与え、手足の感覚が低下することがあります。

  6. 上記の症状がある場合は、まず医師に相談しましょう。吸収不良は基礎疾患の検査で明らかになることが多く、血液検査で貧血が判明したり、画像検査で腸管の損傷が確認されたりします。

  7. 医師は原因疾患の治療と併せて、食事指導、薬剤処方、ビタミン・ミネラルのサプリメントを提案します。多くの場合、適切な管理で症状は改善します。

早期に症状を把握し、適切な診断と治療を受けることで、吸収不良による合併症を防げます。

消化器の健康 - 関連記事