ドライアイでも快適にコンタクトレンズを装着するための対策
ドライアイは涙の量や質が不足し、砂粒が入ったような違和感や灼熱感を引き起こす状態です。薬の副作用、環境要因、まぶたの問題に加えて、コンタクトレンズの装着も乾燥を悪化させる大きな要因のひとつです。ここでは、コンタクトレンズ使用者が乾燥感を軽減し、快適に装着できる具体的な方法を紹介します。
コンタクトレンズ用リウォッティングドロップの使用
レンズは涙膜から水分を吸収したり、涙膜のバランスを乱したりするため、乾燥感が生じやすくなります。コンタクトレンズ専用に調合されたリウォッティングドロップは、レンズ表面に潤いを補給し、装着感を向上させます。保存料不使用の人工涙液でも同様の効果が得られるので、レンズ装着中でも使用可能です。
昼間にレンズを一時的に外す
長時間レンズを装着していると乾燥が進み、違和感が増します。数分間レンズをレンズケースの洗浄液に浸すことで、レンズが再水和され、目もレンズから解放されて休息できます。その後すぐに再装着すれば、残りの時間も快適に過ごせます。
瞬きのリズムを意識する
コンタクトレンズは瞬きの速度に影響を与えることがあります。瞬きが速すぎても遅すぎても涙膜が乱れ、乾燥感が出やすくなります。特にパソコン作業中は瞬きが減りがちなので、意識的にまばたきの回数を増やすと涙の分布が改善され、乾燥感が軽減します。
レンズの正しいケア
レンズは使用に伴いたんぱく質や脂質の沈着が起こります。これらの沈着物はレンズ表面を乾燥させ、不快感の原因になります。医師の指示に従い、毎日の洗浄と、必要に応じた週1回の深部洗浄を徹底しましょう。また、破損や推奨交換期間が過ぎたレンズは早めに交換することが、乾燥症状の予防につながります。
乾燥眼に適したレンズタイプの選択
硬性レンズや特定のソフトレンズは乾燥感が強く出やすいことがあります。シリコーンハイドロゲルや高透過性素材のレンズは角膜への酸素供給が良く、乾燥感が抑えられます。さらに、1日使い捨てレンズや頻繁に交換できるレンズを選ぶと、沈着物の蓄積が少なく、快適さが持続します。
処方点眼薬の活用
人工涙液を頻繁に使用しても症状が改善しない場合、処方点眼薬の検討が有効です。炎症を抑えるシクロスポリン製剤(例:Restasis)は重度のドライアイに用いられます。アレルギーが原因の場合は抗アレルギー点眼薬が効果的です。これらの薬剤はレンズを外してから点眼し、数分後に再装着することで安全に使用できます。
