熱中症(熱疲労)の対処法と予防策

熱中症は、体温が過度に上昇し、体が熱に圧倒される状態です。体温調節は視床下部が司っており、発汗は体を冷やす自然な反応ですが、長時間の高温環境にさらされると、体は十分に冷却できなくなります。適切に対処しないと、熱射病や生命に関わる合併症を引き起こす恐れがあります。

一次治療

  • まずは涼しい場所へ移動します。日陰でも効果はありますが、エアコンの効いた部屋が最も効果的です。涼しい環境で、冷たい水やスポーツドリンクなど電解質を含む飲料を少量ずつ飲み、脱水を防ぎます。炭酸飲料は利尿作用があるため避けましょう。また、顔や首、手首に冷水をかける、または濡れたタオルを当てると体温を下げやすくなります。

ハーブの活用

  • 体温を下げるとされるハーブがありますが、使用前に医師と相談してください。代表的なものは以下の通りです。

    • シベリアニンジン(スケルラリア・バイカレンシス)―皮膚近くの血管を拡張し、熱放散を促します。
    • エルダーフラワー(エルダーベリー)―解熱作用が期待されます。
    • ウィローバーク(サリチル酸を含む)―発熱時に用いられますが、アスピリン過敏症の人は避け、16歳未満の子供にも使用しないでください。
    • カイエンペッパー―カプサイシンが汗腺を刺激し、体温低下を助けます。

予防策

  • 熱中症を防ぐ最善の方法は、事前の予防です。

    • 作業や運動前に十分な水分を摂取し、喉が渇く前に飲む習慣をつけましょう。
    • 高温時の屋外作業はなるべく避け、エアコンのある涼しい場所で過ごす時間を増やします。
    • アルコール、砂糖、カフェインは利尿作用が強く脱水を促進するため控えめに。
    • 日差しが強い時間帯(午前10時〜午後4時)は屋外での活動を控え、必要な場合は帽子や日除け、通気性の良いゆったりした服装を選びます。

熱中症 - 関連記事