触診血圧と聴診血圧の違いと測定方法

血圧の測定には主に「触診」と「聴診」の2つの方法があります。触診は上腕動脈の脈拍を手で感じ取る方法、聴診は聴診器で血流音を聞く方法です。

触診血圧(Palpated blood pressure)

触診血圧は、血圧計(スフィグモマノメーター)と上腕カフを使用して測定します。カフを上腕に巻き、圧力を上げて脈拍が消えるまで締めます。その後、圧力をゆっくり下げ、脈拍が再び触知できた時点の圧力を収縮期血圧(上の数値)として記録します。さらに圧力を下げ、血流音が聞こえなくなるまで続け、音が消えた時点の圧力を拡張期血圧(下の数値)として記録します。

聴診血圧(Auscultated blood pressure)

聴診血圧も同様に血圧計とカフを用いますが、脈拍を感じるのではなく、聴診器で上腕動脈からの血流音を聴き取ります。カフを締めて血流音が消えるまで圧力を上げ、徐々に圧力を下げて音が再び聞こえ始めた瞬間の圧力を収縮期血圧として記録します。その後、音が再び消えるまで圧力を下げ、音が消えた時点の圧力を拡張期血圧として記録します。

触診血圧と聴診血圧の比較

一般的に、触診で測定した血圧は聴診よりやや高めに出ることがあります。これは、脈拍が血流音より先に感じられるためです。差は通常は小さいですが、高血圧や血流に異常がある場合は差が大きくなることがあります。

どちらの測定法が正確か

臨床現場では、聴診血圧がより正確とされています。脈拍の強さや測定者の技術に左右されにくく、血流音を基準にするためです。

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