細菌性髄膜炎の治療法は何ですか?
細菌性髄膜炎は脳と脊髄を覆う髄液に感染が起こる疾患で、早期に診断・治療すれば回復が期待できますが、放置すると重篤な脳障害や死亡に至ります。
原因と感染経路
細菌性髄膜炎は、主に鼻や喉の分泌物から他者に感染する細菌が原因です。ウイルス性髄膜炎と比べて重症化しやすく、迅速な対応が必要です。
診断方法
確定診断は腰椎穿刺(脊髄液採取)により行います。採取した髄液を培養・染色検査し、感染菌を特定します。
治療薬
治療は抗生物質の静脈投与が基本です。使用される主な薬剤は以下の通りです。
- アンピシリン
- セフトロキシム、セフトリアキソン
- ゲンタマイシン硫酸塩
- ペニシリンG
- バンコマイシン
使用する抗生物質は、培養結果や患者の年齢・アレルギー歴に応じて選択します。
副作用と注意点
抗生物質には吐き気、嘔吐、下痢といった消化器症状や、アレルギー反応(呼吸困難、蕁麻疹、顔面・舌の腫れ、喘鳴)があります。重篤なアレルギーは生命に関わるため、投与中は症状の有無を慎重に観察します。
投与期間と管理
治療は通常、数日から数週間にわたり、1日数回の点滴で行います。期間は感染菌の種類、症状の重さ、患者の年齢、合併症の有無で変わります。治療中は定期的に血液検査や髄液検査で治療効果と副作用を評価します。
