嚢胞性線維症患者の肺機能向上エクササイズ

嚢胞性線維症(CF)は、肺の損傷や栄養不良が同時に起こる疾患で、腸閉塞、脂肪便、子どもの発育遅延、頻繁な感染、直腸脱などの症状が見られます。治療は処方薬と併せて、肺機能を維持・向上させる呼吸エクササイズが重要です。

ハッフィング(Huffing)

ハッフィングは、激しい咳に似ていますが、患者への負担が少ない気道クリアリング法です。鏡や窓に蒸気がつくように、息を勢いよく吸ってすぐに吐き出す動作を繰り返します。気道が詰まっていると感じたら、必要なだけ続けて行いましょう。

アクティブサイクル呼吸法(Active Cycle Breathing Technique)

1. 呼吸コントロール

まずは腹式呼吸を練習します。背筋を伸ばし、手を腹部に当てて座り、ゆっくりと息を吸い込み、胸や肩はできるだけ動かさずに腹部が膨らむように意識します。この呼吸を10〜20分間行い、リラックスした状態で酸素供給を高めます。

2. 胸部拡張とハッフィング

次に、3〜5秒かけて深く息を吸い込みます。その後、ハッフィングまたは軽い咳をして肺内の粘液を排出します。これを5〜10分間、1日2回以上実施すると、粘液の除去と肺活量の向上が期待できます。

定期的にこれらのエクササイズを取り入れることで、CF患者の呼吸機能が改善し、日常生活の質が向上します。

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