黄色い便と腹痛の原因と対策
便が黄色くなり、腹部に痛みを感じる場合、さまざまな疾患が考えられます。原因は軽度のものから重篤なものまで幅広く、正確な診断が必要です。症状が続く場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
肝炎(ヘパティティス)
肝炎は肝臓の炎症を伴うウイルス性疾患で、A・B・C・D・E の5種類があります。肝機能が低下すると黄疸が出やすく、黄色い便や腹痛が現れることがあります。治療はウイルスの種類や進行度に応じて抗ウイルス薬や肝臓保護剤が用いられます。
セリアック病
遺伝的なグルテン不耐症で、自己免疫反応が関与します。主な症状は黄色い便、腹痛、下痢、腹部膨満感です。グルテンを完全に除去した食事が根本的な治療となります。
胆管炎(コランジティス)
胆管が細菌感染などで炎症を起こす状態です。黄色い便に加えて、右肩甲骨下部の痛み、黄疸、膨満感、嘔吐が見られます。抗生物質による治療が基本で、重症例は外科的ドレナージが必要です。
胆石症
胆嚢内に固体の結石ができる病気です。結石が胆管を塞ぐと黄色い便や激しい腹痛、消化不良、嘔吐が起こります。治療は腹腔鏡下胆嚢摘出術や体外衝撃波破砕(ESWL)などがあります。
膵機能不全
膵臓の酵素分泌が不足する状態で、慢性膵炎、膵癌、膵切除、嚢胞性線維症などが原因となります。黄色い便、腹痛に加えて体重減少や血糖コントロール不全が見られます。根本疾患の治療とともに、低脂肪・高タンパク食、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の補充が推奨されます。
