股関節の重度骨棘治療法
大部分の股関節の骨棘は、関節のすり減り、すなわち変形性関節症が原因です。時間が経つにつれ、歩行や座位で痛みを感じるほど症状が進行します。軟骨が減少すると、腱が関節に擦れ、炎症や不快感を引き起こします。また、圧力がかかる動作は痛みを増幅させます。
骨切り術(オステオトミー)
近年の外科技術の進歩により、人工関節全置換を検討する前に、代替手術として骨切り術を選択肢に入れることが可能です。この手術は、自然の股関節骨を切断し、位置を調整して新たな関節窩を形成します。人工部品を使用せず、患者自身の健康な骨を利用する点が特徴です。手術後は金属ピンで骨を固定し、骨が癒合した後にピンは除去されます。人工物を用いないため、自然な骨だけで関節を再構築したい方に適しています。
人工股関節置換術
薬物療法、理学療法、運動療法が効果を示さず、日常の運動が困難な場合は、人工股関節置換術(全股関節形成術)を検討します。手術では、機能不全の関節を人工プロテーゼに置換し、体に受容されやすく腐食に強い素材が使用されます。術後は松葉杖を使用し、理学療法士と共に歩行訓練を開始します。通常、3〜4か月で日常生活に復帰できます。
ただし、体重の大部分が股関節にかかるため、プロテーゼの寿命を長く保つことが重要です。正しい姿勢や体の使い方を学び、重いものの持ち上げや繰り返しの階段昇降は避けましょう。激しい衝撃や急激な方向転換を伴うスポーツは控え、適度な運動で関節を保護することが推奨されます。
