MRSA感染で起こるかゆみとその症状
概要
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、一般的なブドウ球菌感染症の中でも特に薬剤耐性を示すスーパー菌です。主に皮膚に感染しますが、血流に侵入すると重篤化します。感染者の多くが強いかゆみを訴えます。
かゆみが生じる理由
感染が進行すると、創部が炎症を起こし、神経が刺激されてかゆみが増します。症状は創部周辺だけでなく、体全体に広がることもあります。また、治療薬に対するアレルギー反応がかゆみを引き起こすこともあります。
重篤化のサイン
- 赤く腫れ、熱を持ち、膿が出る
- 激しいかゆみや発疹が伴う
- 掻くことで傷が広がり、血流に感染が拡がる危険性がある
これらは全身性のMRSA感染や敗血症へ進行する危険信号です。
診断方法
かゆみがMRSAによるものかは、創部の検査と血液培養で数時間で判明します。2008年にFDAが承認したBD GeneOhm StaphSR検査は、約2時間で結果が得られます。
予防と対策
- 手洗い・ボディーソープでの徹底的な衛生管理
- タオルやシェーバーなど他人の物を共有しない
- かゆみが強い場合は市販の抗ヒスタミン薬(ベナドリル等)を使用
- 薬剤アレルギーが疑われる場合は医師に相談し、強力な抗ヒスタミン薬を処方してもらう
