裂孔ヘルニアとエクササイズの関係
横隔膜は胸腔と腹腔を分け、呼吸を司る筋肉です。この筋肉に裂け目ができると、食道や胃の一部が胸腔に入り込み、裂孔ヘルニアとなります。症状が出たら医師の診断を受けましょう。
横隔膜筋
横隔膜は胸腔と腹腔を隔てる大きなドーム状の筋肉で、収縮すると肺から空気を押し出し、弛緩すると空気を吸い込みます。食道はこの筋肉の中央にある開口部を通って腹部へとつながっています。
裂孔ヘルニア
食道が通る開口部が拡大すると、胃や他の消化管組織が胸腔へはみ出します。小さな開口部はほとんど症状が出ませんが、大きくなると胃の一部が胸腔に入り、胸部不快感や胃酸逆流を引き起こします。成人では外傷が主な原因で、子どもの場合は先天的な欠損が多いです。
症状
開口部から胃酸が食道へ逆流し、胸やけが頻繁に起こります。開口部が大きいと呼吸がしにくくなり、吐き気や胸痛、息切れを伴うこともあります。
運動の影響
運動は腹圧を高めるため、裂孔ヘルニアの症状を悪化させやすいです。腹圧が上がると組織がさらに胸腔へ押し上げられ、呼吸困難や胸焼けが増します。小さなヘルニアであれば軽い有酸素運動は問題ないこともありますが、激しい負荷は避けるべきです。
治療法
軽度の場合は胃酸を抑える薬で胸焼けをコントロールします。症状が重い、または開口部が大きい場合は、横隔膜を修復し開口部を閉じる手術が必要です。手術後も胃酸からの保護のために薬物療法が続くことがあります。
