麻疹(はしか)感染の治療と予防

予防手順

  1. 正確な診断:まずは麻疹かどうかを確定し、類似ウイルス感染と区別します。
  2. ワクチン接種の実施:アウトブレイクが確認されたら、対象者全員に速やかに麻疹ワクチンを接種します。ただし、1957年以前に生まれた方、免疫が確認された方、過去に適切な接種歴がある方は対象外です。
  3. 未接種者の対応:宗教的・医学的理由でワクチン接種を拒否した人は、最後の症例で発疹が出てから少なくとも3週間は接触を避けます。アウトブレイク時の強制隔離は推奨されません。
  4. 免疫グロブリン投与:家庭内で曝露した乳児には免疫グロブリンが第一選択です。6〜11か月の乳児は生ワクチン接種も可能ですが、12〜15か月齢で再接種し、入学前にも追加接種が必要です。

治療

  1. 対症療法:特効薬はなく、主に水分補給、解熱剤、肺炎・中耳炎・脳炎など二次細菌感染の治療を行います。
  2. ビタミンA投与:ビタミンA欠乏がある地域や死亡率が1%を超える地域では、全ての麻疹患者に経口で100,000〜200,000 IUのビタミンAを投与します(WHO・UNICEF推奨)。
  3. 抗ウイルス薬(リバビリン):ランダム化比較試験はありませんが、一部の医師はリバビリンを注射または吸入で使用します。

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