複雑な片頭痛とは何か
概要
National Headache Foundation(NHF)によると、複雑な片頭痛は視覚障害(オーラ)や眼球運動に影響する神経麻痺を伴う片頭痛を指します。
用語の現状
NHFは「複雑な片頭痛」という用語は臨床現場ではほとんど使われなくなっており、一般の方が使うことがあると指摘しています。
タイプ
過去に「複雑な片頭痛」と呼ばれた主なタイプは次のとおりです。
- 基底部片頭痛(脳底に関連する症状)
- 半側麻痺型(ヘミプレジック)や脳卒中様片頭痛
- 眼球麻痺型片頭痛(極めて稀で片眼に症状が出る)
- 網膜片頭痛(一時的な視力喪失)
- 周期性片頭痛症候群(1か月に10回以上、長時間続く頭痛が集中的に起こる)
対象者
定義が広いため、男女・年齢・人種を問わず診断される可能性があります。
主な症状
混乱、視覚障害、構音障害、眼や体の一部の麻痺などが報告されています。
原因と考えられるメカニズム
メリーランド大学医学センターによれば、従来の「血管拡張説」から、食事・天候・匂い・光といった環境刺激が神経の過剰興奮を引き起こすという説へと研究が移行しています。
