大臀筋(臀部)緊張テストではどのような検査が行われますか?
腰痛や下肢の筋力低下、その他の怪我で整形外科医や理学療法士、マッサージ師の診察を受けることがあります。原因部位を特定するために、さまざまな検査が実施されますが、そのひとつが大臀筋(グルテウス・マキシマス)緊張テストです。実施方法は施術者によって異なりますが、代表的な4つのテストを紹介します。
テスト1:仰向け・うつ伏せ姿勢での膝抵抗テスト
うつ伏せで横になり、膝を90度に曲げます。別の施術者が片手で股関節下部を支え、膝を体側に倒して体と平行になるようにします。支えなしでこの姿勢を保てれば、筋力はグレード3と評価されます。その後、施術者が膝に軽い圧力を加え、患者が抵抗して保持できればグレード5と判定します。
テスト2:大臀筋の収縮と大腿四頭筋(内側広筋)の連動観察
運動用ショートパンツを着用し、膝を少し曲げて足を肩幅に開いて立ちます。右側の大臀筋に手を置き、ゆっくりかつ力強く筋肉を収縮させます。このとき、太ももの前側にある大腿四頭筋、特に内側広筋の収縮様式を観察します。筋肉の連動がスムーズであれば正常と判断します。
テスト3:内転筋と大臀筋の同時収縮チェック
指先を股関節の内転筋(内ももの筋)上に置きます。指先が固定された状態で大臀筋を強く緊張させ、内転筋と大臀筋が同時に収縮するかどうかを確認します。両筋の協調が取れていない場合は、筋バランスの乱れが疑われます。
テスト4:歩行観察による姿勢と体重配分の評価
廊下や長い部屋で、足を肩幅に開いて立ち、最低でも8歩程度歩きます。歩行中の体重配分、姿勢、動きのパターンを観察し、腰部や下肢に問題がある場合は、股関節と大臀筋を中心としたバランスの偏りがあるかどうかを評価します。
