膝の受動可動域エクササイズの実施方法
PROMとは
受動可動域(PROM)エクササイズは、本人が自力で動かすことが難しい場合に、介護者が関節を動かすことで血流や柔軟性を保つ運動です。ベッドに横たわっている方や車椅子利用者に特に重要です。筋力強化が目的ではなく、関節の可動性を維持し、循環を促進します。
エクササイズ例
受動可動域エクササイズは、ゆっくりと優しく行うことが大切です。以下は膝に効果的な3つのエクササイズです。
1. 片脚伸展
介護者はベッドや床の高さを調整し、患者が快適な姿勢で横になるようにします。患者が片脚を床に置いた状態で、介護者はもう一方の脚を膝を伸ばしたまままっすぐ上げます。膝が曲がらないように手で支えます。数秒保持したら、脚を入れ替えて繰り返します。
2. 膝屈曲と胸への引き寄せ
膝を徐々に曲げ、できるだけ胸に近づけます。その姿勢を10〜15秒保持し、脚を交代します。
3. 膝の回旋運動
足の裏が床(またはベッド)につくように膝を曲げ、足先を床に平行にします。脚を内側に回し、つま先をベッドに向けるようにできるだけ回します。そのまま10〜15秒保持し、次に外側へ回して同様に保持します。左右交互に行います。
