肩の筋肉の怪我と対処法
肩の筋肉の怪我は、アスリートだけでなく一般の人にもよく見られます。過度の使用やスポーツ中の衝撃、日常動作の姿勢が悪いこと、長時間の不良姿勢などが主な原因です。症状や原因に合わせた適切な治療が回復への鍵となります。
ローテーターカフ損傷
ローテーターカフは肩関節の回転を支える筋肉群です。急激な投球や激しいパドリング動作で急性損傷が起こることがあります。一方、ゴルフやテニスなどの繰り返し動作による「すり減り」から慢性的な損傷が生じることも。損傷の程度により、保存的療法(安静・アイシング・リハビリ)で改善するケースが多いですが、重度の場合は手術が必要です。
鎖骨周囲筋の炎症
鎖骨(クラビクル)周辺の筋肉は、投げ動作などで過度に使用されると炎症を起こしやすくなります。痛みと硬直が生じ、肩甲骨の下部に違和感が現れます。主な対処法は、安静とアイシング、マッサージによる血流改善、そして段階的なリハビリで筋力を回復させることです。
三角筋の捻挫・肉離れ
肩の上部に位置する大きな三角筋は、腕を横に上げる動作を司ります。捻挫や肉離れは、腕を側方へ持ち上げたときに鋭い痛みとして現れます。症状は軽度(グレード1)から重度(グレード3)まであり、グレード3の完全断裂の場合は手術が検討されますが、多くは安静・アイシング・リハビリで回復します。
上部背部筋の緊張
肩甲骨間の上背部筋は、長時間腕を上げ続けると緊張しやすくなります。キーボードが高すぎる、ハンドルから離れすぎて運転するなど、日常の姿勢不良が原因です。症状緩和には、マッサージ、ストレッチ、温熱療法が有効です。
大胸筋(胸筋)の損傷
大胸筋は胸部から肩にかけて広がる大きな筋肉で、ベンチプレスや過度の重量挙上で損傷しやすいです。肩付近の上部に痛みが走り、筋肉が硬直します。治療はまず安静とアイシング、次に圧迫と腕の挙上で腫れを抑え、リハビリで筋力回復を図ります。
