くる病と骨粗鬆症の違い
概要
くる病と骨粗鬆症はどちらも骨が弱くなる疾患ですが、対象年齢や症状、合併症、リスク要因が異なります。
くる病(Rickets)
特徴
主に乳幼児の骨に影響し、ビタミンD欠乏が原因で骨が軟らかくなる病です。
主な症状
- 脚が曲がる(O脚・X脚)
- 骨盤や背骨の変形
- 骨折しやすくなる
- 成長遅延、身長伸びの停滞
- 歯の問題、筋力低下、骨の痛み(骨盤・脚・背骨)
リスク要因
- 生後3か月から36か月までの乳幼児
- 母乳のみで育てる場合、ビタミンDのサプリメントが必要
骨粗鬆症(Osteoporosis)
特徴
主に中高年の成人に見られ、骨密度が低下し骨が脆くなる状態です。
主な症状
- 背中の激しい痛み(椎体骨折や崩壊の可能性)
- 身長の低下、背中が丸まる姿勢
- 手首・股関節・脊椎などの頻繁な骨折
リスク要因
- 女性は男性よりリスクが高い
- 家族歴、喫煙、過去の摂食障害
- 長期ステロイド(例:プレドニン)使用
- カルシウム摂取不足
合併症
- くる病が放置されると、運動機能の発達遅延、けいれん、歯の異常、骨格変形、慢性的な成長障害が起こります。
- 骨粗鬆症の主な合併症は、股関節や脊椎の重度骨折で、慢性的な疼痛、身長低下、日常生活の自立喪失につながります。
