CPAPマシンを使用している場合、他にどのような選択肢がありますか?

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、舌や喉の筋肉・組織が寝ている間に狭くなり、気道が閉塞することで起こります。CPAP(持続陽圧呼吸)装置は、一定の圧力で空気を送り続けて気道を開いたままにすることで、閉塞を防ぎます。CPAP以外にも、気道の閉塞そのものを解消するさまざまな治療法があります。

体重減少

首回りに余分な脂肪が付くと、気道が狭くなりやすくなります。肥満が原因のOSAの場合、体重を減らすことで気道が広がり、症状が改善されることがあります。

姿勢療法

仰向けで寝ると、重力で舌が後方に落ちやすく、喉の筋肉が緩むためOSAが悪化しがちです。寝姿勢を横向きに変えるだけでも効果があります。背中で寝るのを防ぐためのアラーム付き枕、FDA認可の特殊枕、体位保持用クッションなど、市販の製品が利用できます。

外科手術

外科的に気道を広げる手術は、直接的に閉塞部位を取り除くことを目的とします。代表的な手術例は次のとおりです。

  • 口蓋垂会陰形成術(UPPP):扁桃やアデノイドを除去し、口蓋垂や軟口蓋の余分な組織を切除。
  • 気管切開:気管に穴を開け、睡眠中も空気が直接通るようにする。
  • 舌切除術・舌形成術:舌の一部を切除して気道を確保。
  • 顎骨切開術・前方移動術:上顎・下顎を前方に移動させ、気道容積を増やす。

口腔装置

歯科医師や睡眠専門医が作成する口腔装置は、顎・舌・舌骨・軟口蓋の位置を調整し、睡眠中の気道閉塞を防ぎます。主なタイプは次の通りです。

  • 下顎前方保持装置(例:Thornton Adjustable Positioner、SomnoMed MAS、Herbst装置)
  • 舌保持装置(例:SNOR‑X、aveoTSD、Tongue Retaining Device)
  • 顎ロック装置や鼻腔拡張機能を併せ持つもの

これらの装置は、個々の解剖学的特徴や症状に合わせて調整でき、CPAPが合わない患者にも有効な代替手段となります。

睡眠障害 - 関連記事