灰色パッチ白癬(頭部白癬)の治療法

灰色パッチ白癬とは

灰色パッチ白癬(マイクロスポロシス)は、毛包に感染する真菌による皮膚疾患です。主にMicrosporum audouiniiやMicrosporum canisが原因で、頭皮に発症しやすく、子供に多く見られますが大人でも罹患します。感染は人から人へ、あるいは猫・犬から人へと広がります。

症状

頭皮に円形の鱗屑(かさぶた)を伴う赤みや炎症が現れ、境界がやや隆起します。患部の毛は脆くなり、根元付近で抜けやすくなります。かゆみを伴うこともあります。

外用薬による治療

抗真菌軟膏を患部に塗布するのが最も一般的な治療法です。外用薬だけで完治するケースもありますが、頭皮への浸透が不十分な場合は、内服薬と併用することが推奨されます。

内服薬

グリセオフルビン(液体または錠剤)やテルビナフィン塩酸塩(顆粒)などが処方されます。医師の指示に従い、規定期間・用量を守って服用してください。

ステロイド治療

外用・内服の抗真菌薬で改善しない場合、炎症抑制のためにステロイド軟膏が処方されることがあります。長期使用は副作用のリスクがあるため、必要最小限にとどめます。重症例では経口ステロイドが検討されます。

自宅でできる対策

市販の抗真菌シャンプー(セレン化合物配合)が有効です。セレン化硫黄シャンプーは真菌を殺菌し、他部位や他人への感染拡大を防ぎます。週2〜3回、頭皮に5分間置いてから洗い流すのが目安です。

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