AC関節(肩峰鎖骨関節)をテープで固定する方法
AC関節(肩峰鎖骨関節)は肩の最上部に位置し、肩峰と鎖骨を結ぶ関節です。靭帯が損傷すると痛みが生じますが、テープで適度な圧迫を加えることで靭帯をサポートし、痛みを和らげ、さらなる損傷を防げます。
必要なもの
- タオル
- 2インチ幅のストラップテープ(1巻以上)
- 3インチ幅の伸縮性粘着包帯(1巻)
- 包帯用はさみ
手順
下方向の圧迫
タオルで肩と上腕を拭き、汗や汚れを取り除く。
ストラップテープの片端を、鎖骨の約4インチ下(患者の体格に合わせて)胸部前面に貼り付ける。
テープを首の根元から肩先、背中側へ同じ長さになるまで引き上げ、やさしいテンションを保ちつつ貼り付ける。テープは皮膚にしわなく均一に密着させる。
同様に2枚目のテープを重ねて貼る(重ね幅は約半分)。大型の患者の場合は3枚目も同様に貼る。
上方向の圧迫
患者に肘を曲げてもらい、前腕が床と平行になるようにする。
テープの端を肩の背面から始め、肩の上部を横切って前面へ、腕の前面を下ろし、肘の下を通って腕の背面へ、再び肩上部を横切って胸部へ持っていく。テンションはやさしく保ち、まだ皮膚に貼り付けずに置いておく。
患者に上腕二頭筋を収縮させてもらう。
伸縮性粘着包帯を上腕二頭筋の上に一周させ、重ね部分を十分に確保する。テープを切り取り、重ね部分をしっかり押さえて密着させる。患者に腕をリラックスさせてもらい、包帯が適度に締まっているか確認する(動きを妨げない程度)。
二頭筋包帯の下端で、はさみを使ってテープを腕の前後から切り離し、肘の下から取り除く。その後、テープを二頭筋包帯の上に滑らせ、皮膚にしっかりと貼り付ける。
最終確認
患者に腕を上げ下げし、肩を動かしてもらい、テープが適切にサポートし快適か確認する。
必要に応じて、胸部前後のテープ端部を短い横向きのテープで固定し、端部がずれないようにする。
テープを装着したままの期間(2〜3週間程度)を患者に指示する。
テープの交換、入浴、氷・温熱療法、再診の注意点など、アフターケアを説明する。
