石灰性腱炎に対する理学療法のアプローチ
石灰性腱炎の種類
石灰性腱炎は「変性型」と「再生型」の2種類に分けられます。変性型は加齢に伴う自然な石灰沈着で、再生型は外傷や過度の使用により起こり、肩の痛みを伴いやすいです。
石灰性腱炎の原因
加齢や外傷が主な原因です。特に、ウォームアップ不足で泳ぎすぎた場合や、頻繁な重量挙げ、テニス、ハンマー作業などで肩を過度に使用すると、再生型石灰性腱炎を発症しやすくなります。
理学療法の役割
理学療法士は、症状の詳細な評価を行い、個別に設計したエクササイズとストレッチを指導します。適切なストレッチは可動域を広げ、痛みの軽減に繋がります。
主な症状
石灰性腱炎は、腱内にカルシウム沈着が蓄積することで慢性炎症を起こし、肩の可動域制限や腕を上げたときの激しい痛みが特徴です。夜間の睡眠時に肩に体重がかかると痛みが増すため、影響部位での寝姿勢は避ける必要があります。
アイスパックの活用法
運動後約20分間アイスパックを当てると炎症が抑えられ、痛みが軽減します。自宅でもエクササイズ後すぐに氷嚢を使用し、外傷直後は腫れを抑えるためにすぐにアイスを当てましょう。
温熱療法の活用法
運動前に温熱パックで筋肉を温めると柔軟性が向上します。また、就寝前に温かいタオルや温熱パックを使用すると筋肉がリラックスし、痛みが和らぎます。
内服・外用薬の使用
ナプロキセン(例:アレーヴ)は炎症と痛みを抑える効果があります。外用では、タイガーバーム、バイオフリーズ、ペパーミントエッセンシャルオイルを含むマッサージオイルが即効性のある鎮痛効果を示します。薬の使用は必ず理学療法士や医師と相談の上で行ってください。
まとめ
石灰性腱炎は適切な理学療法とセルフケアにより、痛みの軽減と可動域の回復が期待できます。症状が疑われる場合は、早めに専門の理学療法士に相談しましょう。
