テニス肘に対する最新の超音波治療

テニス肘は、ラケットスポーツの選手に多く見られる怪我として知られていますが、実際には繰り返しの負荷による障害で、非アスリートでも起こり得ます。典型的には肘の付近、または肘のすぐ下に痛みが現れ、上腕骨から手首にかけて走る腱が重度の腱炎を起こす状態です。医学的には外側上顆炎(lateral epicondylitis)と呼ばれます。

治療目標

テニス肘治療の目的は、瘢痕組織の蓄積を抑えることです。瘢痕組織が増えると筋肉の治癒が不十分になり、傷害と回復が繰り返され、完全な回復に至りません。積極的な医療介入が、安静・氷・圧迫・挙上といった従来の療法と比べてどれほど効果的かは議論があります。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用すると、特に発症後最初の2週間で痛みが軽減するという報告があります。

従来の超音波療法

従来の超音波療法は、高周波音波を用いて深部温熱療法を模倣します。超音波は筋肉の温度を上げ、血流と酸素供給を増加させます。臨床研究では、テニス肘による機能障害の軽減効果は限定的とされています(資料参照)。しかし、マッサージや筋力強化・ストレッチといった理学療法と併用すれば効果が高まります。ただし、長期的には患部を休ませて自然治癒させるのと大きな差はありません。

新しい超音波療法

新しい超音波療法は、超音波で針の位置を誘導し、針で瘢痕組織を分解し、コラーゲンが再構築できる微小孔を作る手法です。臨床試験では、65%の患者が改善し、35%は変化が見られませんでした(資料参照)。手技は約1時間で完了し、回復期間は6週間です。最初の2週間は活動を控え、その後4週間は理学療法を行います。

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