腱炎の理学療法開始時期の目安
腱は筋肉と骨・軟骨をつなぎ、身体の動きを支える重要な構造です。腱が炎症を起こすと腱炎となり、適切なリハビリ開始時期が回復の鍵となります。
重症度に応じた開始時期
腱炎の程度が軽い場合、症状が出た活動から約2週間後に理学療法を始められることがあります。重度の場合は、1か月半ほど休養し、腱を十分に安静にした後に開始するのが安全です。休養が長いほど腱の回復は早く進み、早期にリハビリを開始できます。
痛みの程度
痛みが強く残っている場合は、たとえ2週間以上経過していても理学療法は控えましょう。痛みが軽減した後でも、少なくとも1週間は安静を続けてから腱に負荷をかけることが推奨されます。運動中に痛みが増すが、普段は痛みがない場合は、治療は開始できるものの、過度な負荷は避けるべきです。
手術後の注意点
手術が必要なほど重い腱炎の場合、最低でも6週間は理学療法を開始しないようにします(軽度の使用は許可されることがあります)。多くの腱手術では、術後10日間は完全に安静にする必要があります。この期間に過度な活動を行うと縫合が切れ、手術効果が失われます。
その他の治療法と併用
RICE(休息・氷・圧迫・挙上)やハーブ・薬剤を併用すると、腱の回復を早められます。アルニカ・モンタナなどのハーブや、市販の抗炎症薬は腫れや炎症を抑えるのに有効です。ただし、治療を早めるために薬だけに頼り、痛みが再発したら再度安静に戻すことが重要です。
