シンスプリント(脛骨内側ストレス症候群)とは?
症状
シンスプリントは、下腿の内側(脛骨の付近)に痛みや圧痛が生じます。運動開始時に痛みが強く、続けると徐々に和らぐこともあれば、常に鈍い痛みが続くこともあります。痛みは通常、4〜6インチ(約10〜15cm)の範囲に広がります。
その他の症状として、脛骨周辺の軽度の腫れやしこり、触れると痛む、まれに皮膚が赤くなることがあります。転倒や外傷による激しい痛み、熱感や強い腫れ、安静時でも痛みが続く場合は医師の診察を受けてください。
原因
シンスプリントは、脛骨と筋肉を結びつける結合組織に過度の負荷がかかることで発生します。主な原因は次のとおりです。
- 不適切な靴、またはすり減ったシューズの使用
- 下り坂や傾斜面でのランニング
- ジャンプやテニス、バスケットボールなどの頻繁なストップ&スタート
- 急に運動量・強度・時間を増やした場合
診断
診断は主に問診と視診・触診によって行われます。医師は運動歴や症状の出方を確認し、痛みのある部位をチェックします。必要に応じてX線検査で骨折や他の疾患を除外します。
治療
治療の基本は「安静」と「炎症抑制」です。
- 氷で冷やす、または非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で腫れと痛みを軽減
- 高衝撃の運動は痛みがなくなるまで中止し、代わりに自転車や水泳などの低衝撃運動で体力維持
- 弾性包帯や圧迫スリーブでサポートし、血流促進と腫れの軽減を図る
- ふくらはぎ・足首のストレッチと筋力強化エクササイズで再発予防
症状が改善したら、負荷を徐々に増やしながら通常のトレーニングに復帰してください。
予防
- ランニングやジャンプ系の運動前に、下腿と足首のストレッチ・ウォームアップを徹底する
- 適切なクッション性とサポート力を持つシューズを選び、摩耗したら早めに交換する
- 足底が偏平(フラットフット)やシンスプリントが繰り返す場合は、整形外科的インソールを使用する
- 硬い路面や上下の起伏が激しいコースは避け、柔らかい土やトラックなど脚への負担が少ない場所で走る
- トレーニング量は段階的に増やし、急激な負荷増加は避ける
- 痛みを感じたらすぐに運動を中止し、無理に続けないことが回復を早めるポイント
