泳ぎ中のめまい:原因と対策
めまい(Vertigo)は、頭部の風邪など軽度のものから、多発性硬化症や頭蓋内出血といった重篤な疾患まで、さまざまな原因で起こります。自分が動いていると感じる主観的めまいと、周囲が回転していると感じる客観的めまいがあります。
スイマーの体験談
- 米国マスターズスイミングフォーラムの投稿によると、年齢が上がるほどめまい症状が増えるとされています。荒れた水面やオープンウォーターで泳ぐ際に、激しいめまいを訴えるケースが多く、あるスイマーは「息がしにくく、8時間以上吐き気が続いた」と報告しています。若いスイマーでも、数時間続く激しい吐き気とめまいを経験する例が報告されています。
考えられる原因
- 医学文献では、泳ぎに関連するめまいの原因は多岐にわたると指摘されています。例えば、アルバート・セルツァー博士は「冷水が耳に入ると反射活動が起こり、めまいを引き起こす」ことを挙げています。同様の指摘は他の医師の報告でも見られます。
荒波・オープンウォーターでのリスク
- 冷水が耳に入ることとめまいの関係は多くのスイマーと医師が認めています。特に波が高い海や汚染された水域での泳ぎは、船酔い様の症状からめまいへと進行しやすいとされています。また、泳ぎに伴う耳の感染症(通称「スイマーズイヤー」)もめまいの一因となります。
治療法
- スイマーズイヤーなどの感染は自然に治ることが多いですが、症状が続く場合は耳のドレナージ、抗生物質入りの点耳薬、ステロイド(関節リウマチやスポーツ障害で使用されるもの)による治療が行われます。
予防策
- 原因は複数考えられますが、スイマーの間では耳栓の使用が最も効果的とされています。加えて、塩分摂取を控えることもめまい軽減に役立つと報告されています。
