かかとの棘(かかとスパー)を治す最適な方法
症状とサイン
かかとスパーは、かかとの骨(踵骨)にカルシウムが沈着してできる小さな突起です。爪や歯のように骨から伸び、肉に食い込むことで痛みや不快感を引き起こします。関節炎や血行不良などの炎症反応が原因で、数年かけて形成されます。実際の痛みは、突起自体ではなく、炎症を起こした腱や神経が原因です。
保存的治療法
かかとスパーが疑われる場合、医師はレントゲンで診断し、症状の程度に応じて保存的治療や手術を検討します。保存的治療には、血管拡張を促す温熱療法、靴のかかと部分にフォームパッドやオーダーメイドインソールを装着して圧力を分散させる方法、イブプロフェンなどの鎮痛・抗炎症薬の使用があります。
また、ステロイド注射やジアサーム(電流を利用した温熱療法)も行われ、血流を改善し炎症を抑えます。
手術的治療法
保存的治療が効果を示さない重症例では手術が検討されます。代表的な手術は以下の通りです。
- 内視鏡下足底板手術(エンドスコピー・プラントファシオトミー):2つの小切開からカメラを挿入し、足底板(足底腱膜)を骨から解放して張力を減少させ、痛みを緩和します(突起自体は除去しません)。
- 足底板の一部を切除する手術:上記と同様ですが、切除範囲を限定します。
- かかとスパー除去手術:最も侵襲的で、突起そのものを取り除く手術です。極めて重症の場合に限ります。
予防策
完全に予防できない要因もありますが、足に過度な負担をかけないことが重要です。サイズが合わない靴の使用、体重増加、過度の使用はかかとスパーのリスクを高めます。適切なフットウェアを選び、体重管理と適度な運動で予防しましょう。
