甲状腺腫(甲状腺肥大)の原因とリスク要因
甲状腺腫(ゴイター)とは
甲状腺が肥大すると「甲状腺腫(ゴイター)」と呼ばれます。超音波やX線で腫大が確認でき、場合によっては肉眼でも見えるほど大きくなることがあります。
甲状腺腫の種類
主に「地方性(エンデミック)」「散発性(スポラディック)」の二種類があります。地方性はヨウ素不足が原因で起こりやすく、散発性は特定の原因が見つからない場合や、甲状腺ホルモンの産生が不足したときに甲状腺が補償的に肥大します。
リスク要因
- リチウムを服用している人
- 女性に多く見られる
- ヨウ素強化塩が普及していない地域に住む人
- 40歳以上の中高年層
- 甲状腺腫の家族歴がある人
主な原因
最も一般的な原因はヨウ素欠乏です。ヨウ素が不足すると甲状腺はホルモンを十分に作れず、機能を保つために肥大します。先進国では、自己免疫疾患(例:橋本病)が甲状腺腫の主な原因となります。
橋本病(ハシモト病)
橋本病は慢性リンパ性甲状腺炎とも呼ばれ、免疫系が甲状腺を攻撃して炎症を起こし、甲状腺が肥大します。この炎症が進行すると甲状腺機能低下症(甲状腺機能低下)を引き起こすことがあります。
