フッ素の歯科的効果と副作用
アメリカでは多くの人がフッ素を生活の一部と考えています。飲料水や歯磨き粉、マウスウォッシュ、サプリメントに含まれ、歯科診療でも塗布されます。虫歯予防や歯の強化に利用されますが、一部で懸念される副作用も報告されています。
歴史
フッ素はかつては有害な廃棄物とみなされていましたが、1900年代初頭、コロラドスプリングスの歯科医が高フッ素水を飲む人々のエナメル質に変化を見つけました。1940〜50年代に水道フッ素化が試験され、虫歯発生率が低下したことが報告され、広く導入されました。その後、歯科医は濃縮フッ素を直接歯面に塗布する方法を開発しました。
使用方法
歯科医はフッ素を様々な形態で使用します。フォームやジェルは年1〜4回、子どもの歯に塗布しエナメル質を強化します。バーニッシュ(塗料)は年1〜2回塗布し、数時間にわたりフッ素が歯面に接触することで浸透を促します。クリーニング時に使用されるフッ素ペーストは研磨効果がありますが、臨床的な効果は最も低いとされています。
目的と効果
フッ素は虫歯(う蝕)予防に用いられます。プラーク中の細菌がエナメル質を侵食するのを抑制し、既に損傷した部分の再石灰化を促進します。また、細菌の代謝を変化させ、歯を保護する働きもあります。
副作用
しかし、過剰なフッ素摂取は副作用を引き起こすことがあります。長期間にわたる高用量は特に子どものエナメル質にダメージを与え、歯の着色や凹凸(歯フッ素症)を生じさせます。さらに、甲状腺機能障害、骨格系の問題、骨肉腫のリスク増加が疑われています。
