糖尿病食事ピラミッド
糖尿病患者は、一般的な食事ピラミッドとは異なる指針が必要です。糖尿病食事ピラミッドは、食品の外観ではなく、栄養素の役割で分類します。たとえば、チーズはたんぱく質が豊富なため肉類に、ジャガイモやヤムイモはデンプンが多いので炭水化物に分類されます。豆類もたんぱく源として肉類に入ります。脂質、油、甘味料は別枠で管理し、たんぱく質は1日あたり最大3オンス(約85g)までに抑えることが推奨されます。
砂糖(単糖類)
糖尿病患者でも砂糖は摂取できますが、量と種類に注意が必要です。ドーナツやキャンディ、ケーキに含まれる単糖類(マルトースやデキストロースなど)は極力制限すべきです。過剰摂取は血糖急上昇を招き、重篤な低血糖や昏睡に繋がる恐れがあります。逆に血糖が急激に低下した場合に備えて、グルコースタブレットなどの緊急用糖分は常に携帯しておくと安全です。
複合炭水化物
血糖を安定させるために、糖尿病患者は複合炭水化物を積極的に摂取すべきです。食事ピラミッドでは、1日あたり6〜11食分が目安とされています。複合炭水化物は食物繊維が豊富で、消化が緩やかになるため血糖の急上昇を防げます。主な食品例は全粒小麦製品、オートミール、ジャガイモ、黒目豆などです。1食分の目安は、食パン1枚、ジャガイモ½カップ、米やパスタ⅓カップです。
果物と野菜
1日あたり、果物は2〜4食分、野菜は3〜5食分を目安に摂取しましょう。1食分は生の場合½カップ、加熱した場合1カップが目安です。野菜は食物繊維が豊富で低カロリーなスナックとして最適です。一方、果物は自然に糖分が含まれるため、シロップ漬けは避け、ジュースは糖度が高くなるため摂取量を管理してください。
