尿タンパク質が多い糖尿病患者のための最適な食事法

タンパク尿は尿中に過剰なタンパク質が含まれる状態で、腎機能が低下すると老廃物やタンパク質のろ過がうまくいかず、腎不全に至る恐れがあります。米国国立糖尿病・消化・腎疾患研究所によると、糖尿病は末期腎疾患(ESRD)の最大の原因です。ここでは、タンパク尿を予防し腎臓を健康に保つための食事ポイントを紹介します。

タンパク質と乳製品の摂取制限

腎機能が低下していると、動物性タンパク質は腎臓に余計な負担をかけます。米国腎臓財団は、全体的なタンパク質と塩分の摂取を抑えることを推奨しています。米国国立衛生研究所は、1日あたり体重1kgにつき0.6gのタンパク質が目安としています。低タンパク質食品としては、野菜、豆腐・テンペなどの大豆製品、肉代替品などがあります。

乳製品はリンが多く、腎臓病患者は血中リンが高くなるとカルシウムが低下し骨が弱くなります。牛乳の代わりに豆乳、アーモンドチーズ、ココナッツアイスクリームを選びましょう。低脂肪ヨーグルトやカッテージチーズ、山羊チーズ、フェタチーズも適量であれば代替として利用できます。

ナトリウム(塩分)を控える

過剰な塩分は体内の水分保持を促し、腎機能が低下していると余分な老廃物や水分が蓄積しやすくなります。結果としてむくみ(浮腫)が起こり、血液中に毒素がたまりやすくなります。加工食品、缶詰スープ、揚げ物、グレービー、ソース、チップス、クラッカー、塩漬け魚など塩分の多い食品は避けましょう。外食も塩分が多くなりがちです。塩の代わりに新鮮なハーブやスパイスで味付けすると良いです。

カリウムの管理

腎機能が低下するとカリウムの排泄が不十分になり、過剰なカリウムは不整脈を引き起こす恐れがあります。オレンジ、バナナ、ジャガイモ、ナッツ、ライマ豆、アボカド、カリフラワー、乾燥果実などはカリウムが多い食品です。医師の指導のもと摂取量を調整してください。

炭水化物のバランス

糖尿病患者は血糖コントロールのために炭水化物の摂取量を管理する必要があります。米国糖尿病協会は1食あたり45〜65gが目安としています。一方、腎臓病食ではエネルギーの大部分を炭水化物から摂ることが推奨されます。糖尿病と腎臓病の両方を抱える場合は、医師や管理栄養士と相談し、適切な炭水化物量を決めましょう。

以上のポイントを参考に、医師の指導の下で食事プランを組み立てることが、タンパク尿の予防と腎機能の維持につながります。

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