熱帯で食べられる葉を持つ低木たち
熱帯で生き延びるための食料と水の確保
熱帯地域で長期間ガイドや十分な装備なしに生き残るのは容易ではありません。食べられる植物や安全な水源を見つけるだけでも命がけです。近年の研究と実践的な知見により、初心者でもサバイバルが可能な情報が蓄積されています。
コルブリナ・アジアティカ(Colubrina asiatica)
アジアスネークウッド、またはラザーリーフとも呼ばれるこの低木は、熱帯の沿岸部に広く分布しています。水に触れると葉や茎から泡状の液体が出るのが特徴です。細長い枝に付く光沢のある卵形葉は、表面に鋸歯があります。タイ・プーケットでは、蒸し魚などの料理の上に葉を乗せて風味付けに利用されます。薬用効果もあり、石鹸代わりや魚の毒としても活用できます。
ウチワサボテン(Vigna unguiculata)
西アフリカ原産のヒヨコマメは、熱帯地域全般で栽培されています。高さは約80cmに達し、側枝に不対称な小葉、中心に対称的な葉がつき、柄は最大30cmほど伸びます。葉や花は柔らかく食べやすく、栄養価が高いのが特徴です。野生の熱帯林でも見られ、食料作物として多用途に利用されています。
エウロ(Vernonia amygdalina)
別名ビターレ葉の低木で、アフリカ熱帯地方に広く分布し、最大5メートルまで成長します。葉は直径約1.5cm以下の小さな緑色で、苦味がありますが、食前に十分に洗うことで苦味を和らげられます。食べると消化を促進し、熱を下げる効果が期待されます。また、ヒル除けの薬草としても利用されます。
ラズベリー・ブラックベリー属(Rubus spp.)
ラズベリーやブラックベリーとして知られるRubus属は、熱帯でも見られる低木です。全長は約3〜12メートルで、葉は1インチ(約2.5cm)以下の小さな形状です。種によって赤や黒の実をつけ、栄養価が高く甘みがありますが、茎や根は有毒ですので食べないよう注意が必要です。
