イソフラボンの主な供給源と摂取方法
イソフラボンは植物に自然に含まれる化合物で、体内でエストロゲンと似た働きをします。特に、従来のホルモン補充療法を避けたい高齢女性の間で、健康効果を期待してイソフラボンの摂取が注目されています。イソフラボンは自然食品からも、サプリメントなどの合成形態からも取り入れることができます。
大豆
穀物や豆類、一部の野菜にも少量のイソフラボンは含まれますが、最も濃縮された供給源は大豆です。大豆を原料とした食品には、テンペ、納豆、味噌、豆腐があります。自然のまま緑色の状態で収穫し食べるものは枝豆と呼ばれます。その他、大豆ミルク、豆乳ヨーグルト、豆腐チーズ、豆由来の肉代替品などもイソフラボンを豊富に含みます。
レッドクローバー(赤クローバー)
イソフラボンを多く含む自然食品の中で、白から赤色の花を咲かせる多年草のレッドクローバーは重要な供給源です。マメ科に属し、世界中で馬や牛、羊の乾草として利用されています。人間が食べる場合は、葉や若芽がタンパク源として利用されます。レッドクローバー由来のイソフラボンは、更年期障害の緩和や、閉経前後の骨密度維持に効果があるとされています。ただし、イソフラボンがコレステロール低下に及ぼす効果は大豆ほど強くありません。
サプリメント
米国では処方箋なしでイソフラボンのサプリメントやエキスを購入できますが、製品ごとに含有量が大きく異なるため、標準化されていません。品質管理にも課題があり、独立した検査では約50%の製品が表示ラベルと10%以上差があることが判明しています。多くは大豆やレッドクローバーから抽出されたイソフラボンですが、合成イソフラボンであるイプリフラボンを含む製品もあります。イプリフラボンは骨を刺激する作用はあるものの、エストロゲン様効果がないため、更年期症状の緩和には適しません。
ベビーフォーミュラ(乳児用ミルク)
一部の乳児用ミルクメーカーは、イソフラボンを豊富に含む大豆ベースのフォーミュラを提供しています。大豆ミルクの利点は明確ではありませんが、牛乳にアレルギーがある乳児にとっては代替手段となります。
