複合炭水化物とは何か?
「complexed(コンプレックスド)」という表現が「complex(コンプレックス)炭水化物」と混同されがちですが、実際には特別な加工が施されたものではありません。単に、3つ以上の単糖が結合した長鎖の炭水化物、すなわち一般的な複合炭水化物を指しています。これらは体に必要なエネルギー源として、健康な身体機能を支える重要な栄養素です。
デンプン系複合炭水化物
デンプン系の複合炭水化物は消化が比較的容易で、エネルギーを長時間にわたって緩やかに供給します。多くは血糖指数(GI)が高め(70以上)ですが、パスタや乾燥豆、トウモロコシなどはGIが55未満と低めです。代表的な食品は、パン(GI>70)、シリアル(GI>70)、白米(GI>70)、パスタ(GI<55)、ジャガイモ(GI>70)、乾燥豆(GI<55)、にんじん、トウモロコシなどです。
セルロースと食物繊維
一部の複合炭水化物はセルロースという形で存在し、消化しにくいが食物繊維として重要です。インゲン、ブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜はデンプンが少なく繊維が多いです。全粒穀物(例:全粒小麦パスタ)は、同じ穀物でも繊維が豊富で健康に有益です。Wheat Foods Councilによれば、食物繊維は低脂肪食と組み合わせることで血中コレステロールを下げる効果があるとされています。ほとんどの果物は血糖指数が低いです。
単糖類(単純炭水化物)
単純炭水化物は消化が速く、瞬時にエネルギーを供給しますが、栄養価はほとんどありません。主にブドウ糖、果糖(果物糖)、蔗糖(砂糖)、半乳糖(乳糖)として加工食品に使用され、キャンディやアイスクリーム、クッキーなどに多く含まれます。過剰に摂取すると脂肪に変換されやすく、体重増加の原因となります。
