フルーツペクチンのメリットとは?

多数の科学的研究により、ペクチンにはさまざまな健康効果があることが示されていますが、すべてが確実に証明されているわけではありません。ペクチンは植物の細胞壁に含まれる水溶性食物繊維で、リンゴや柑橘類の皮、その他多くの果実に含まれます。特にリンゴに最も多く含まれます。ペクチンはジャムやゼリーのゲル化剤、フィリングの増粘剤、ジュースやヨーグルトの安定剤として利用されています。「1日1個のリンゴで医者いらず」という格言は、ペクチンの効果を示唆しているかもしれません。

悪玉コレステロールの低減

ヒト・動物を対象とした多数の臨床試験で、特にリンゴや柑橘類由来のペクチンがLDL(悪玉)コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールを減少させないことが確認されています。American Journal of Clinical Nutrition などの学術誌に掲載された研究でも、食事中のペクチンが悪玉コレステロールに影響を与える可能性が示唆されています。

腸内環境の改善

2010年1月20日付の BMC Microbiology に掲載された研究では、全体のリンゴ、ジュース、ピューレを摂取したラットの腸内に有益菌が増加し、腸内で生成される酪酸(ブチレート)の量が上昇したことが報告されています。酪酸は腸の健康に寄与するとされています。また、Anaerobe誌の研究でも、リンゴペクチンがヒトの腸内健康を向上させることが示されています。

下痢止めとしての主張

ペクチンは Kaopectate などの下痢止め製品に使用されてきましたが、2003年の FDA の判断では、科学的根拠が不足しているとして下痢緩和効果は認められませんでした。

がん抑制に関する主張

修飾シトラスペクチン(MCP)が前立腺がんやメラノーマの転移を抑制する可能性があるとする研究報告があります(American Cancer Society)。しかし、ヒトにおける確固たる臨床試験は行われていません。動物実験では、MCP ががん細胞の離脱や他臓器への転移を阻害することが示唆されています。

糖尿病への影響

Diabetes Care に掲載された研究では、ペクチンを多く含む食事が糖尿病患者の血糖コントロールにほとんど影響を与えないことが報告されています。食事と一緒にペクチンを摂取しても、血糖値の変動は僅かでした。

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