プロテインパウダーのメリットとデメリット

メリット

  • プロテインパウダーは、筋肉量を増やしたい人にとって手軽にたんぱく質を摂取できる便利なツールです。ニューヨーク・エルムウッド・フィットネスセンターの管理栄養士・スポーツ栄養士であるモリー・キンバル氏は、ABCニュースのインタビューで、パウダーは鶏肉や卵を調理する手間なく、1日分のたんぱく質を素早く補えると述べています。

    また、パウダーは消化吸収が速く、トレーニング後の回復を助けます。就寝前に摂取すれば、睡眠中の筋肉分解を抑える効果が期待でき、朝食に混ぜて飲むことで、満腹感とエネルギーを長時間キープできます。

デメリット

  • たんぱく質はたんぱく質であり、パウダーが魔法のように筋肉を増やすわけではありません。キンバル氏は、実際の食材から摂るたんぱく質と同等の効果しかないと指摘しています。一般的な1回分(約1スプーン)で約20gのたんぱく質が摂取でき、これは約85gの鶏胸肉に相当します。食事全体のバランスが崩れ、結果として空腹感を覚えることがあります。

    さらに、過剰なたんぱく質は体内で脂肪として蓄積され、ウエストが太くなるリスクがあります。ニューヨーク在住の運動生理学者・栄養士マーティカ・ヒーナー氏は、過度なたんぱく質摂取が骨密度低下や腎機能障害のリスクを高める可能性があると警告しています。

    カナダ・オンタリオ大学のピーター・レモン教授の研究(1996年『Nutrition Review』掲載)によれば、体重1kgあたり0.8〜1.7gのたんぱく質があれば、活発な生活を送る人にとって十分です。この量は、バランスの取れた食事で簡単に満たすことができます。

費用面の考慮

  • 1箱のプロテインパウダーにかかる費用は、同等量のたんぱく質を他の形で得る場合と比べて割高です。マサチューセッツ州チェストナットヒルのスポーツ栄養士ナンシー・クラーク氏は、パウダーよりも粉ミルクや卵、鶏肉、ツナといった食材の方がコストパフォーマンスが高いと指摘しています。

栄養補助食品 - 関連記事