プロバイオティクスで風邪症状を軽減する方法

風邪の最大の悩みは、やはりその頻度の高さです。ウイルス性の上気道感染は長期的な健康被害は少ないものの、症状は日常生活を著しく妨げます。最近の研究で、プロバイオティクスのサプリメントが風邪の症状を大幅に軽減できることが示されました。

プロバイオティクスとは

「善玉菌」とも呼ばれるプロバイオティクスは、主に乳酸菌やビフィズス菌などの微生物で、腸内環境を整え、消化を助け、病原菌の侵入を防ぎます。ヨーグルトや味噌、発酵乳製品などに自然に含まれていますが、現代の食生活では摂取量が不足しがちです。

中国での研究結果

2009年8月のPediatrics誌に掲載された中国の研究では、3歳から5歳の子ども326人を対象に、乳製品にプロバイオティクスを添加したものを2日2回与えました。1つ目のグループは乳酸菌(Lactobacillus acidophilus)だけ、2つ目は乳酸菌とビフィドバクテリウム(Bifidobacterium animalis)を併用、対照群はプラセボでした。

結果、2つのプロバイオティクスを摂取したグループでは、発熱が72%減少、鼻水が59%減少、咳が62%減少しました。また、症状の持続期間は乳酸菌単独で32%短縮、2種併用で48%短縮という顕著な効果が確認されました。

プロバイオティクスの働きと摂取方法

腸は免疫システムの約70%が存在すると言われており、腸内細菌のバランスが免疫機能に大きく影響します。プロバイオティクスは腸内の善玉菌を増やし、病原菌の増殖を抑えることでウイルスや細菌感染への抵抗力を高めます。

市販のサプリメントは、Lactobacillus acidophilusやBifidobacterium animalisなどの株を含む製品が多く、1カプセルあたり1億~10億CFU(コロニー形成単位)程度が一般的です。毎日摂取することで腸内環境を整え、風邪の予防や症状軽減に役立つ可能性があります。

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