レシチンがコレステロールに与える影響
レシチンはすべての生物の細胞に自然に存在する脂質様物質です。卵黄や大豆から抽出され、加工食品の安定剤や栄養補助食品として利用されています。
血中におけるレシチンの働き
レシチンは脂肪を細かく分解し、水や血液中に均一に分散させます。この特性により、サプリメントメーカーは体内の余分な脂肪を除去する効果があると主張しています。
レシチン粉末サプリメントの研究
ライフライン・テクノロジーズの研究では、脂肪ゼロ食品に大豆スタノール・レシチン粉末を組み合わせ、コレステロール吸収への影響を調査しました。その結果、被験者のコレステロール吸収量と総LDL(低密度リポタンパク)値が低下することが確認されました。
卵黄中のレシチンとコレステロール吸収
カンザス州立大学のラット実験では、卵黄に含まれるレシチンが腸内でのコレステロール吸収を抑制することが示されました。
効果が否定された報告
1998年に欧州臨床栄養学ジャーナルに掲載された二重盲検試験では、レシチンが血中コレステロール濃度に影響を与えないと結論付けられました。
ナイアシンとの併用
高コレステロール治療にナイアシン(ニコチン酸)を使用すると、体内のコリンが減少する副作用があります。レシチンはコリンを豊富に含むため、サプリメントとして摂取することで失われたコリンを補うことが期待できます。
